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たんぱく質は犬の臓器の調和、皮膚と毛並み、免疫組織、エネルギーに必要 |
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たんぱく質は犬の臓器の調和、皮膚と毛並み、免疫組織、エネルギーに必要で、最も一般的に知られるたんぱく質食物は肉、魚、卵、そして乳製品だろう。穀類と野菜もたんぱく質を含んでいるが、すべてのたんぱく質が同じではない。
非必須アミノ酸は体内で合成することが出来るが、必須アミノ酸は体内で合成することが出来ず、食事から摂取する必要がある。
*タウリンは犬にとって非必須アミノ酸と考えられてきが、最近の研究では条件付きで必須である可能性があるとされている。
上の表の10のアミノ酸は、犬が食事で摂取する必要がある必須アミノ酸。人間が食事で摂取する必要がある必須アミノ酸は8しかないことに注意。人間の生命を維持するのに十分なたんぱく質を犬に与えた場合、犬は飢える可能性がある。
犬の毎日の食事に含まれるたんぱく質の生物学的栄養価値(利用可能なたんぱく質の割合)を決定するのは必須アミノ酸の有無、バランス、そしてその品質で、非必須・必須ともにアミノ酸は筋肉組織の生成、免疫組織での抗体調整、神経インパルスの伝達など、犬の体内で大変重要な役割を果たす。
たんぱく質消化率はたんぱく質の品質を評価する上で重要なポイントになる。犬と猫の短い消化器官にとって、植物性たんぱく質は動物性たんぱく質に比べて大変消化率が劣る。
下の表はたんぱく質の消化率。卵たんぱく質の次に消化率が高いのは動物性たんぱく質(肉と臓器)で、約90%の消化率を持つ。消化率が最も低いのは植物性たんぱく質の54%だ。
植物性たんぱく質から十分なたんぱく質を摂取するためには、動物性たんぱく質よりも多量の摂取が必要で、また、多量に摂ってもアミノ酸のいくつかは欠如していることになる。
肉たんぱく質の方が消化率、たんぱく質含有量ともに高く、犬と猫が必要としているアミノ酸を含有している。
動物性たんぱく質は完全たんぱく質、植物性たんぱく質は不完全たんぱく質と呼ばれている。これはたんぱく質が持つアミノ酸構成の違いから来ているもの。
植物
植物性たんぱく質には通常アルギニン、タウリン、メチオニン、リジン、トリプトファンが含まれていない。例えばトウモロコシはグリシン、リジン、トリプトファンを含んでおらず、これらの必須アミノ酸の欠如は食物のたんぱく質の品質を下げることになる。
肉
肉はすべての必須アミノ酸を含有し、大変品質が高いとされる。
たんぱく質の品質評価には鶏卵が目安として使用される。これは鶏卵はすべての必須アミノ酸を十分量含有しているとされているからだ。
下の表は、市販されているドッグフードのたんぱく質原材料に含まれるアミノ酸含有量を比較したもの。
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鶏肉 |
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七面鳥 |
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牛肉 |
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羊肉 |
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豚肉 |
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大豆 |
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マグロ |
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ニシン |
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| イソロイシン |
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1125 |
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1125 |
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1329 |
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1068 |
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1510 |
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649 |
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1316 |
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882 |
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| ロイシン |
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1653 |
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2184 |
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2081 |
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1595 |
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2164 |
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935 |
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2024 |
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1315 |
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| リジン |
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1765 |
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2557 |
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2220 |
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1667 |
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2414 |
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759 |
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2327 |
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1522 |
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| メチオニン |
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591 |
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790 |
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631 |
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494 |
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733 |
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165 |
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810 |
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502 |
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フェニル
アラニン |
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899 |
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1100 |
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1045 |
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837 |
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1157 |
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594 |
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1012 |
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640 |
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| トレオニン |
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922 |
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1227 |
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1122 |
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943 |
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1364 |
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423 |
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1214 |
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761 |
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| チラミン |
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257 |
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311 |
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297 |
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267 |
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382 |
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165 |
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173 |
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| バリン |
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1100 |
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1464 |
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1411 |
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1015 |
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1529 |
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638 |
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1417 |
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934 |
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加工方法はたんぱく質全体の品質に影響する。
「肉粉と骨粉」のほとんどが、その加工過程から低品質とされる。肉粉と骨粉はほとんどの場合高温調理されるため、消化率とアミノ酸品質が落ちるためだ。
例えば、オリジン・ドッグフードは鶏肉、魚、卵を原材料とした新鮮肉を成分の70%に使用、他社製品の中でも群を抜いた肉含有量を誇っている。
たんぱく質の品質とアミノ酸構成バランスを損なわないために、オリジン製品に使用される肉原材料は90度の熱で3分間調理される。私たちが料理するよりも低温、短時間だ。肉粉やその他のたんぱく質原材料は、過調理されるとアミノ酸構成バランスが崩れてしまう。
研究結果から、高温あるいは長時間熱に晒されるとアミノ酸鎖は変化することが分かっている。アミノ酸鎖が変わるとたんぱく質の品質が下がるか、あるいは全く無くなってしまう。
また、長時間高温調理された肉は20分以内に調理された肉よりも栄養価値が下がり、過調理はたんぱく質と溶解性炭水化物の間で、アミノアルデヒドという結合物を生成させる。結合することによって、リジンなどいくつかのアミノ酸の体内利用ができなくなる。
ドッグフードを過調理するとアミノ酸のメチオニンとヒスチジンが破壊され、また、たんぱく質とでんぷんがキャラメルなど、犬にとって全く栄養価値がない副産物を形成することになる。
たんぱく質の品質が下がると、犬が必要とするたんぱく質量を供給するために量を増やさなくてはならないが、しかし、低品質のたんぱく質を増やしても、犬が必要とするアミノ酸を供給することにはならない。
また、高品質たんぱく質を54%含有することによって、腎臓の細菌を除去することが出来ることがわかっている。そして、その他の内臓にとって良い酸性状態を作り出すことが出来る。
この状態は尿路感染や犬のその他の体内細菌にとっても有益となる。
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■参考引用・協力:生物学的に適正なペットフード ACANA FAMILY JAPAN
関連掲載記事:
2009-2010 ペットフード オブ・ザ・イヤー受賞“ドッグフード”
穀物不使用! アレルギーに配慮、消化吸収の良い魚のドッグフード
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【記事後記】
肉食動物の犬にとって最も重要な栄養素がたんぱく質で、しかも動物性たんぱく質こそが犬にとって必要不可欠なものです。ただ市販のドッグフードの中に、動物性たんぱく質を豊富に含む高たんぱくのフードは多くありません。犬は、人から与えられたものしか食べることができないのですから、私たち自身がししっかりとドッグフード選びを行わなければなりません。でないと健康で丈夫な犬に育てるどころか、いつも病気がちなんていうことになりかねません。
(瑞木 こころ)
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