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ドッグフードに与える炭水化物の影響
炭水化物はエネルギー源となることが出来るが、エネルギー源としては動物性脂肪が最適

市販されているドッグフードの大半が成分の最高60%に上る炭水化物を使用している。
穀類と炭水化物に含まれるでんぷんは、草食動物や人間にとっては消化率を上げる役に立つ。しかし、犬にとって穀類に含まれるでんぷんは消化過程を遅らせ、大腸の炎症や痙攣の原因となる。
果たして、炭水化物はドッグフードにとってどのような存在なのか。炭水化物は犬の健康にどのような影響を与えるものなのか。今回はドッグフードにおける炭水化物の影響をご紹介。

炭水化物がドッグフードに与える影響
「犬が穀類やでんぷんを摂っても問題はなく、犬の健康と活力のためにもこれらの原材料は必要である。」ということが当り前のようにいわれるが、これは全く根拠のない俗説といえる。

犬の口内にはでんぷん消化酵素は存在せず、また犬は短い消化管を持っている。従って、穀類とでんぷんは犬にとって消化が難しく、体に負担をかけることになる。
また、穀類とでんぷんは糖分であるブドウ糖にたやすく変換されることにも注意が必要だ。
犬の体内に大量のブドウ糖があると低血糖症、アレルギー、異常な活発さ、糖尿病などを引き起こす。
さらに、コロラド州立大学のオルジビー獣医師/博士の研究によると、大量のブドウ糖は犬の腫瘍や癌を急速に発達させることもあるとしている。

炭水化物はエネルギー源(糖分)
になることが出来るが、犬のスタミナと耐久力のエネルギー源としては動物性脂肪が最良。

犬は肉食で、穀類やその他の複合炭水化物をうまく消化できない。また、犬は口内に消化酵素を持っていないため、複合炭水化物は前消化されない。胃と小腸は前消化されていない複合炭水化物を、長時間かけて分解しようとする。
複合炭水化物の殆どは未消化のまま体内を通り抜けてそのまま便として排出されるため、犬の便が大きくなる。

デービット・クロンフェルド博士によると、犬が炭水化物を必要とする時期と場合が2つあるとしている。
1つは子犬の離乳期(母乳には12%の炭水化物が含まれる)。そしてもう1つは授乳中のメス犬だ。授乳中のメス犬は乳を生成するために、通常の3倍の血糖値を必要とする。
「この2つの時期と場合を除くと、離乳した子犬も成犬も炭水化物を必要としていない。重労働をする犬でもだ。血中の運搬やその他の組織内での利用のためのブドウ糖(たんぱく質からアミノ酸、脂肪からグリセロール)は肝臓が合成できる」とクロンフェルド博士は述べている。更に博士は、高炭水化物のドッグフードが食糞や低血糖症の原因となっているようだと述べている。

炭水化物がドッグフードの消化率に与える影響
人間の体では、すい臓がアミラーゼ(でんぷんを麦芽糖に分解する消化酵素)を放出する。犬は雑食動物と違い、口内でのでんぷん分解を助けるアミラーゼを唾液に持っていない。従って犬は人間のようにでんぷんを効率よく消化できず、複合炭水化物を多く含む食事には適していない。

炭水化物は犬の消化管に長く留まるため、犬の体はこの栄養素を吸収しようとしてそれだけ多くのエネルギーを消費する。でんぷんが多い食事を摂ると犬は多量の便を出す。

炭水化物が犬の便質に与える影響
糞は通常25%が固形物、残りの75%が水分で、犬が食べる食事のタイプによってこの比率は変化する。穀類などの炭水化物量が多い食事は全体量が多く、水分も高めの糞となり、生肉と骨の食事は小さく水分も少ない糞になる。

糞の臭いは発酵細菌の量により変わる。従って、肉(たんぱく質)と骨(カルシウム)の食事は穀類の食事よりも臭いが極めて少ない糞となる。

穀類は消化にかかる時間が長いため、消化器官に長く留まることになり、小腸で完全に消化されなかった炭水化物は、大腸内で発酵し続ける。大腸内の細菌は、血液凝固に必要なビタミンKの生成を助長し、またこの細菌はビタミンB群を生成し、それが糞として排出される。このため、穀類が多く含まれる加工ドッグフードを主食として与えられている犬は、糞に含まれるこのような栄養素を摂取しようとして食糞する傾向があるようだ。

市販ドライドッグフードの多くは、主成分がトウモロコシ、小麦、米、または大豆などの穀類であることに注意が必要だ。犬の体は炭水化物の消化、また炭水化物からのたんぱく質利用に適していない。
研究結果から、犬にとって大変消化吸収に優れた動物性たんぱく質が犬には適していることが分かっている。

エネルギー源としての炭水化物
炭水化物をドッグフードに使用する理由として、エネルギー源としての利用がある。
穀類に含まれるブドウ糖はスタミナ、耐久力、そしてパフォーマンスに必要であると言われている。しかし、肝臓は脂肪をブドウ糖に変換する。この変換プロセスは糖新生と呼ばれ、高たんぱく(40%)・高脂肪の食事を与えられている犬ならば簡単に行える。



穀物不使用・高たんぱくドッグフードの購入・問い合わせは:Apple Dog(アップルドッグ)

■参考引用・協力生物学的に適正なペットフード ACANA FAMILY JAPAN

関連掲載記事:
2009-2010 ペットフード オブ・ザ・イヤー受賞“ドッグフード”
穀物不使用! アレルギーに配慮、消化吸収の良い魚のドッグフード

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【記事後記】
上の本文中に、

「穀類は消化にかかる時間が長いため、消化器官に長く留まることになり、小腸で完全に消化されなかった炭水化物は、大腸内で発酵し続ける。大腸内の細菌は、血液凝固に必要なビタミンKの生成を助長し、またこの細菌はビタミンB群を生成し、それが糞として排出される。このため、穀類が多く含まれる加工ドッグフードを主食として与えられている犬は、糞に含まれるこのような栄養素を摂取しようとして食糞する傾向があるようだ。」
という記述があります。

食糞の原因って何? なんで自分のウンチを食べるの? 原因がよくわかっていないとされる食糞もドッグフードに多く含まれる穀類が原因の一つだとわかるとなるほどと納得できます。
栄養を補給するために、自分のウンチを食べなきゃならないなんて…。
それと知らずに与え続けてきた私たちにこそ責任があるのではないでしょうか。
栄養を充分に消化吸収できる
高たんぱく・低炭水化物のドッグフードを与えれば、犬たちも食糞なんてする必要もなくなります。いくら栄養が豊富に含まれるとされる穀類も人間にとっては有用でも、犬たちにとっては無用の長物です。犬にとって必要なフードとは、穀物不使用の肉食性の犬本来の食事、新鮮な肉を豊富に含む消化吸収の良い高たんぱく・低炭水化物のドッグフードであることを、そして犬は肉食動物であることを今一度肝に命じておきたいものです。
(瑞木 こころ)

穀物不使用・高たんぱくドッグフードの購入・問い合わせ Apple Dog

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