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 最近、Dog Magazineが楽しみにしているのが、編集スタッフのモモちゃん(ボクサー犬・女の子)といっしょにハイキングに出かけること。ハイキングを辞書で調べてみると、「山野・海辺などを自然を楽しみながら歩くこと」なんて書いてある。普段とは違った山野や海辺に出かけること、これは犬にとってはかなり嬉しく、楽しいことに違いない。モモちゃんの表情がそんな風に語っているようだ。

廃線跡を犬といっしょに歩こう!
生瀬
(なまぜ)から武田尾温泉へ

 犬といっしょに廃線跡ウォークなんていかが。これが、ドッグハイキング・ビギナーにはピッタリ。なぜかって、それは廃線跡だから。平坦な道が続いているので、楽に歩けるというのがその理由。渓谷沿いの廃線跡ウォークは景色もいいし、鉄橋を渡ったりして変化に跳んでいるから、歩いていても退屈しないしね。夏でも涼しいトンネルもあるんだから。

ボクサー犬モモちゃんの廃線跡ウォーク ボクサー犬モモちゃんの廃線跡ウォーク
枕木の上を歩くモモちゃんはほんとうに楽しそう!
「早くおいで、おいてくよ」
ノーリードで歩く、この開放感がたまらない。ただし、人が周りにいないときに限ってですけど…

渓谷沿いの廃線跡歩きは爽快!

 JR福知山線の生瀬駅から武田尾駅間にあるのがお目当ての廃線跡。昭和61年(1986年)、新線の付け替えで、その使命を終えた旧福知山線の路線の内、生瀬駅から武田尾駅間の廃線跡が残され、その廃線跡を歩くというのがけっこう人気になっている。ただ、廃線跡ハイキングとはいっても、JRがハイキングコースとしてすすめているわけではないので、JRによる廃線跡の整備も行われておらず、鉄橋や崖からの落下事故等は自己責任だ。
 あくまでも自己の責任の上でということだが、トンネルも鉄橋も歩いて渡ることができるというのが、これがなかなか普通では味わえない体験。この魅力にとりつかれたリピーターもけっこう多いとか。
 JR生瀬駅を右に出て、JRの高架下をくぐり、左折、国道176号沿いをしばらく歩き、中国自動車道の高架と交差する左手の草むら?!あたりが廃線跡歩きのスタート地点。朽ちかけの白いJRの注意書看板が目印だ。ここまで駅から約15分といったところ。

 廃線跡を歩き出すと、しばらくはまるで普通の道と変わらないが、そのうちに所々に枕木が顔をのぞかせるので、やっぱり廃線跡なんだと納得する。一つ目の鉄橋に出合う頃、目に飛び込んでくるのが武庫川の渓谷。そう、廃線跡はこの武庫川の渓谷に沿っている。
 廃線跡を渓谷に沿って歩くというのは、なんとも爽快な気分。しかも高低差がほとんどなく犬といっしょにのんびりとハイキングが楽しめる。そして、このコースのハイライトが夏でも冷んやりする6つのトンネルの中を歩くこと。トンネルの中はもちろん照明なんていう設備はなく懐中電灯がなければ歩けない。したがって、廃線跡歩きに懐中電灯は必携。
 渓谷美を鑑賞しながら歩いていると、時間を経つのも忘れてしまうほど、およそ2時間30分くらいで武田尾に到着。ここまで約7キロ。コースの所々に河原に降りるポイントもあって、渓流のそばでお弁当も楽しめる。

生瀬から武田尾の廃線跡は武庫川渓谷沿いにあり、美しい風景が楽しめ、気分爽快。

 武田尾の廃線跡は春は桜の名所で、水上勉の小説「櫻守」で有名な地だ。小説のモデルともなった桜の研究者として有名な笹部新太郎氏の武田尾・桜の園「亦楽山荘」は、今も櫻守の会の人たちの手によって守られ、春には廃線跡から見事な桜の森を見ることができる。桜の季節にもぜひ歩きたい。

 廃線跡を出てそのまま道路を歩けば、トンネルと鉄橋に駅があるJR武田尾駅。駅の少し手前の橋で対岸に渡り、少し歩けば武田尾温泉だ。歩いた後に温泉が楽しめるというのも、この廃線跡ハイキングの魅力だろう。
 以前は駅近くから温泉のシンボルの赤い吊り橋を渡って武田尾温泉に行けたのだが、2004年の台風23号による洪水で流され、現在は復旧作業中。

 一般には、生瀬(なまぜ)から武田尾温泉へと廃線跡を歩くコースがとられるが、犬連れだと車を利用することになるので、武田尾から適度な地点まで歩いて戻るという往復タイプのコースがおすすめ。武田尾には宝塚市営の駅前駐車場があるのでそこを利用するとよい。
 もう一つの必殺技は、どなたかが犠牲になって、生瀬で犬と人を送りだし、武田尾へと車を回し、武田尾から歩いて途中で合流するという方法。お好きな方法で廃線跡ドッグハイキングをぜひ! ほんとうに楽しいんだから。


ボクサー犬モモちゃんの廃線跡ウォーク ボクサー犬モモちゃんの廃線跡ウォーク
子どもたちとしばらく一緒に歩かせてもらって楽しそう 夏でもひんやりするトンネルは真っ暗やみ

※注意:廃線跡の渓谷側には鉄柵がある所と無い所があります。足を滑らして渓谷に落下する危険もありますので、十分にご注意ください

ハイキングや山歩きについてのHOW TOはコチラがオススメ!≫≫ハイキングや山歩き>>
犬といっしょのハイキングや山歩きについての注意などわかりやいのでぜひ参考に!


秘湯の風情漂う武田尾温泉に、ペットと泊まれる温泉宿

 武庫川の渓谷に沿うようにある武田尾温泉は、寛永18年(1641年)、豊臣方の落武者だった武田尾直蔵が薪拾いの途中で発見したと伝えられてる。泉質は単純温泉でラジウムも含む。
 4軒の旅館があり、マルキ旅館、元湯旅館、河鹿荘の3軒とその対岸に紅葉館。マルキ旅館では温泉入浴と食事が楽しめる日帰りプランも楽しめ、河鹿荘、元湯旅館では入浴のみも楽しめる。
ちなみに元湯旅館ではペット(小型犬・猫等)も泊まれる。
 山と渓谷に抱かれるようにして4軒の旅館が静かに佇む様は秘湯の風情。大阪市内から車で約1時間という距離でこの風情は貴重。

■あんない
※廃線跡歩きのご注意:JRは廃線跡の整備を行っていません。鉄橋や崖からの落下事故等は自己責任となります。なお、トンネルには照明がありませんので廃線跡を歩かれる場合は必ず懐中電灯を持参ください。

交通・クルマ:宝塚から国道176号線・生瀬橋交差点を右折、切畑交差点左折(大阪市内から約1時間)

駐車場:武田尾駅前駐車場 1日500円。JR武田尾駅にある駐車場事務所に申込み。

武田尾温泉
ペットと泊まれる宿 武田尾温 元湯旅館>>
(ペットは8キロまでの小型犬または猫、小動物/ゲージ要持参)
マルキ旅館>>   河鹿荘>>   紅葉舘>>

武田尾廃線跡・武田尾温泉マップ>>

※この記事は20067月1日に作成したものです。
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