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京都の人気スポットの一つ、嵐山・嵯峨野の竹林の道を編集スタッフのモモちゃん(ボクサー犬・女の子・2才)とそぞろ歩き。竹林の道は爽やかな風が肌に心地よく、モモちゃんも気持ちよさそう。
そして竹林の道を散歩した後は、嵐山高雄パークウエイのドッグランへ。
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嵐山のシンボル、渡月橋
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竹林は様々な表情を見せる
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竹林の道と人力車
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嵐山のシンボル渡月橋から竹林の道をくるりとひと回り

大堰川(おおいがわ)と渡月橋、中之島公園の周辺一帯が嵐山と呼ばれるエリアで、このあたりが嵐山・嵯峨野のメインとなる。その姿が月を渡るさまに似ていることから亀山上皇が命名したといわれる嵐山のシンボル渡月橋を境に、上流を大堰川、下流を桂川といい、かつては貴族が川面に舟を浮かべて遊興にふけったらしい。
渡月橋から、嵐山のメインストリートを北へ(山とは反対側、ちなみに山の名は嵐山)歩くと、すぐに野々宮のバス停がある。そこにトロッコ列車嵐山駅の道案内板。それに従って歩いて行くと、そこが嵯峨野の竹林の道。長く伸びた青々とした緑の竹林には木漏れ日がそそぎ、さらさらと竹をゆらす風の音が聞こえてくる。爽やかな風が肌に心地よく、歩くテンポもしだいにゆっくりになっていく。しばらく歩くと縁結びの神様で有名な野宮神社。ここが嵯峨野めぐりの起点にあたるところで、周辺が野宮竹(ののみやだけ)に覆われている。
野宮神社の左側をまっすぐ竹林の道を歩けば、トロッコ嵐山駅。右に歩けば落柿舎だ。モモちゃんは落柿舎から、常寂光寺、トロッコ嵐山駅、大河内山荘を経て、渡月橋へ戻ることに。ちょうど竹林の道をひと回りするようなかっこうだ。
野宮神社を後にして、JR山陰本線(嵯峨野線)の踏切りを渡るとしだいに竹林の道が切れてくる。のどかな風景が目の前に広がる。そののどかな風景の中に落柿舎があった。落柿舎という名は、庭にある柿の木の実が嵐によって一夜ですべて落ちてしまったことから名づけられたという。落柿舎は、芭蕉門下(蕉門)十哲の一人、俳人向井去来の草庵跡で、明治時代に再建された茅葺きの建物が残っている。玄関横に簑と笠がかけてある。主の在宅を知らせるものだという。こののどかな風情を醸す落柿舎を、モモちゃんはいたく気に入ったようだ。呼んでも来ない。門から離れようとしない。「モモちゃん、オヤツ!」 来た、来た!
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落ち着いた佇まいの落柿舎はモモちゃんもお気に入り |
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落柿舎の前に広がるのどかな風景 |
落柿舎から常寂光寺、トロッコ嵐山駅、大河内山荘を経てすぐ、再び深い竹林に覆われた道に出る。竹林の道は何度歩いても清々しい気持ちになれる。皆さんも、わんちゃんといっしょに爽やかな風を感じながら竹林の道をのんびりと、ゆっくりと散歩されてはいかが。
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嵯峨野散策の起点、縁結びの神様で有名な野宮神社。 |
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小倉山の山麓にあり、紅葉で有名な常寂光寺 |
食事はわんちゃんといっしょで大丈夫

このあたり、ドッグカフェは見当たらず、昼食はどうしようかと思っていたところ、野宮神社から落柿舎へ向かう途中にわんちゃんといっしょでも大丈夫な店があった。たけのこ料理の店で、中庭に緋毛氈を敷いた園遊床があり、そこならかまわないとのこと。嵯峨野のこのあたりには、園遊床を置いてある料理店が2〜3店あるので、お願いすれば大丈夫な店がほかにもあるかもしれない。少し時間をずらして行くのがポイントかも。
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トロッコ嵐山駅に向かう途中で出会った子供達。モモちゃんとすぐに仲好しに! この後、いっしょにトロッコ嵐山駅へ |
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トロッコ嵐山駅でおすましポーズ |
嵐山・嵯峨野のおみやげは「琴きき茶屋」の桜もち

渡月橋のたもとにある「琴きき茶屋」。ここの桜もちはちょっと変わっている。蒸した餅米を乾燥させたものを道明寺乾飯(ほしいい)というが、このいにしえの携帯食であり保存食を砕いて、砂糖を加えて再び蒸した道明寺を2枚の桜の葉で挟んだだけのものである。あんこは入っていない。もちろん、よけいな着色もされていない。白い餅米の色のままである。桜の葉の香りを純粋に味わうには、小豆の味や香りはない方がいいらしい。
餅を一口噛んだ瞬間、桜の花のような甘い香りと味わいが、口の中に広がってゆく。道明寺特有の食感もたまらない。こんな「桜もち」はおそらく他にはないだろう。ちなみに、この「桜もち」とは別に、こしあんで道明寺をくるんだものがある。 |
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渡月橋のたもとにある「琴きき茶屋」 |
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あんは入れずに、道明寺を桜葉で挟んだだけの桜餅。桜の甘い香りと味が口いっぱいに広がる |

嵐山・嵯峨野散策ガイド>>
自然の中のドッグラン 嵐山高雄パークウエイ「ワン遊ランド」>> |
※この記事は2005年5月に作成したものです。
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