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犬のしつけ教室に通って覚えたテクニック

しつけの中の矯正

わがDog Magazineのスタッフが、モモちゃんといっしょにしつけ教室に通うこと約半年。教室に通ってわかったこと。それはわんちゃんの問題よりも飼い主に問題が多いっていうこと。すべて飼い主のやり方ひとつにかかっている。やり方がわかれば話は簡単。そこで、教室で覚えたテクニックをこそっとお教えします。

犬の好ましくない行動をやめさせるまたは減らすのが矯正です。犬の好ましくない行動を減らす、またはやめさせる効果があり、同時に飼い主と犬の絆を損なったり、犬に嫌悪の感情を抱かせたりするものではありません。

象徴的矯正とは

矯正は肉体に与えるもので、犬にとって不愉快でしかも効果的なものをいいます。象徴的矯正は、肉体に与えるものではなく、何ら意味を持たない情報が、矯正に結びついたものです。口笛や、指を鳴らすなどで、好ましくない行動を止めさせることができるもののことです。

「口笛」を象徴的矯正にする方法

(1)犬がソファーをかじる→鼻面を平手で叩く(矯正)→犬は止める
(2)犬がソファーをかじる→
   鼻面を平手で叩く(矯正)と同時に、口笛を吹く(象徴的矯正)→犬は止める
(3)犬がソファーをかじる→口笛を吹く(象徴的矯正)→犬は止める
 単純に説明すればこのようになります。

鼻を平手で叩くのは、犬の体格と性質により当然加減が必要ですが、これは犬にとって不愉快な刺激です。犬がソファーをかじると同時に無言で不意に鼻を叩けば効果的です。犬は止め、驚いた顔で飼い主を見つめます。そしてそれをやめてもらうために、なだめの姿勢(体を低くし、耳をたたむ)をとります。

鼻を平手で叩くのと同時に、口笛を吹くと、今後、口笛は鼻を平手で叩くのと全く同じ効果を持つようになります。こうなれば、もう体罰は必要ではありません。実際、口笛を吹くと、犬はなだめの姿勢をとるようになります。こうなると、日常は同じ調子の口笛を吹いてはいけないことになります。
 口笛の代わりに、鼻を平手で叩くのと同時に「ノー」や「イケナイ」と言えば、それが象徴的矯正になります。ただ、何も教えていない犬にとって象徴的矯正はなんら意味を持たず、役に立ちません。

矯正の強さの程度は、犬がその行動を即座に止めるくらいの強さが必要ですが、これは犬の感受性によりますので、実際にどの程度が適当かというのは難しいものです。まずは、自分の犬をよく観察して、性格を研究し、犬が悪い事をしたときは毎回、必要にして十分な程度で矯正します。このときにその都度、口笛や「ノー」や「イケナイ」などの象徴的矯正を決めて、鼻を平手で叩くのと同時に行います。
 そして、もう一つ最も大切なことは、矯正や象徴的矯正で悪い行動を犬が止めたら、すぐに思いきり誉めることです。「犬がソファーをかじる→口笛を吹く(象徴的矯正)→犬は止める→誉める」。これが最も効果的です。

矯正は犬に苦痛を与える目的ではない

矯正はしつけの中の教育手段です。苦痛を与えることが目的ではなく、確かな理由のもとで適切な方法を用いられるべきものです。鼻面をピシッと平手で叩かれるのは、あまり痛くない割りに、不意を打たれるし不愉快なので効果的です。

ちなみに、犬を棒や新聞紙などで叩くのはまったく効果がありません。もし、あるとすればそれは「恐怖」です。命令にはよく従いますが、それはその人を満足させるためでも、自分が満足してそうするのでもありません。暴力を恐れているからです。犬がいうことをきくのは、恐怖感から罰を予測し、そのようなことが起きないようにするからです。これは権威と力の関係によるもので、信頼と協力関係からくる結果ではありません。

矯正における最大の注意点は現行犯で捕まえること

矯正をする場合に、犬の好ましくない行為を現行犯で捕まえることが必要です。
●行為の最中を捕らえる(1秒後ではすでに遅い)。
●怒ってはいけません(怒りは犬の恐怖や苛立ちを招く)。
●矯正するときは「いけない」「ノー」以外の言葉を使わない。
●犬が犬に体罰を与える場合、首、耳を噛むのでそれを真似する。それが嫌なら、手で首の皮をつかみ、
犬を伏せの姿勢に入れる。またはひっくり返す。または鼻面をピシッと平手で叩く。

即座に矯正しないと意味がない

好ましくないある行為が矯正されないなら、犬はその行為は許されたものと考えます。もし、ソファーを5分かじってから矯正されたとしても、その5分の間に犬は楽しみ、報いられたことになります。5分前に矯正されなかったことがすでに褒美となっているのです。時間が経ってから矯正してもすでに遅いのです。
犬が目の前で悪い事をしていて、何もしないとするなら、それは犬の行為に対して許可を与えていることになります。タイミングがずれた矯正は、飼い主が犬に対して、何をしたいのかを教えられないことになります。
犬が悪いことをしている(これを犬はしてもかまわないと思っている)、しばらくすると飼い主が「いけない」という。これは飼い主が犬に対して「それをしていてもイイヨ、いや、やっぱりダメ」と言っていることになります。犬は、はじめはイイヨといわれ、そしてイケナイといわれていることになり、犬はどう受け止めていいかわからなくなってしまいます。

また、犬が好ましくない行動をとるとき、例えば吠える、家具をかじる、リードを引くなどをするとき、時間の経過とともに、徐々に興奮が高まっていきます。遅く矯正することは、犬の興奮を抑えるためにより多くのエネルギーが必要です。つまり、より強い矯正が必要となります。犬が悪さを始めたところなら、鼻を平手で叩けば効果のあったものが、時間が経って同じように鼻を平手で叩いても、それは矯正とはなりません。犬に苛立ちがつのったり、犬にとって争いあるいは威嚇と感じるようになります。その結果、犬の興奮が高まる、怒るなどして問題が大きくなったり、犬の攻撃を引き起すことにもなりかねません。

「いけない」とは

しつけ教室などで、犬が悪いことをしたら「いけない」と強い口調で言いなさいと教えられます。この「いけない」とは何でしょうか。
人にとって、この言葉は禁止、あることを止めて欲しい、などの意味を持ちます。通常のしつけにおいて、「いけない」と強い口調で言うのは、ある行為を止めさせようとするときです。強い口調と同時に、頭は前方に出て、眉はしかめられ、眉間にはシワができています。一言でいえば、「いけない」は、激怒ではないまでも憤慨した様子を示すもので、威嚇的な身振りを伴っています。
「いけない」と強い口調で犬に言う場合に、自分で顔の表情まで意識しなくても、どなたの場合でも自然にそうなっているようです。

もし、犬がこの身振りを見ていない場合、強い口調で発声される「いけない」は、支配的な犬が位の下の犬を脅かすような効果があります。飼い主が犬に対して支配者の位置を保っている限り、この言葉は矯正方法として効果的です。しかし、犬の立場のほうが強い場合は矯正方法とはならず効果はありません。
反対に「いけない」を小さな鋭い声で言えば、仲間を恋しがり注意を引こうとする子犬がキャンキャン鳴く声に似ていて、褒美の効果を持こともあります。
しかし、象徴的矯正としてしつけられた「いけない」は、この言葉を言うだけで十分です。大声で叫んだり、犬に支配的な態度を示すことは全く不要です。
※参考引用:「うちの犬はおりこうさん」ジョエル・ドゥハッス著 渡辺格訳 中央文庫

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