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わがDog Magazineのスタッフが、モモちゃんといっしょにしつけ教室に通うこと約半年。教室に通ってわかったこと。それはわんちゃんの問題よりも飼い主に問題が多いっていうこと。すべて飼い主のやり方ひとつにかかっている。やり方がわかれば話は簡単。そこで、教室で覚えたテクニックをこそっとお教えします。今回は「アトヘ」の指示で自分の左に座らせる方法をご紹介。
「アトヘ」の指示で脚側停座を教えましょう
さて、いよいよ犬を自分の左側にぴったりとつけて歩く脚側行進に入るのですが、その前に、脚側停座と呼ばれる、自分の左側に座らせる方法をご紹介します。「アトヘ」という指示とともに自分に向かい合って立っていた、あるいは座っていた犬を自分の左側に寄り添うように座らせる方法です。このテクニックはトレーナーさんによると、訓練を受けた犬にしかできないのだとか。 |
「アトヘ」の指示で、ぴたりと左に寄り添って座る。
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「アトヘ」という指示は、脚側行進の指示にも使いますが、ここでは自分の左にぴったっと寄り添って座らせる指示語として使います。
はじめに自分に向かい合って立たせるか、座らせます。これはどちらからはじめても構いませんが、座れからはじめたら、次は立たせてはじめるというように、どちらでもできるようにします。
自分の前に向かい合う犬の鼻先におやつを持って来ます。そして、左足を後ろに大きくゆっくり引くと同時に、手に持ったおやつを犬の様子を見ながら鼻先からあまり離さないように、ゆっくりと大きく外側から内側へUの字を水平に描くようにして、「ア〜ト〜ヘ」とゆっくりと指示します。この時、後ろに引く左足の動きとUの字を描く手の動きと言葉の指示はゆっくりと同時に行います。
こうすると、犬はおやつにつられて、自分の左側でゆっくりUターンするような形で180度の方向転換をすることになります。この時点では、まだ立ったままです。そこで、「ア〜ト〜ヘ」の指示の最後に、つまりUの字を描いているおやつを持った手を、Uの字を書き終えた時点(この時点では犬は完全に自分と平行になり寄り添うように立っている)で、上に引き上げます。 |
上へ引く目安は、自分の脇の位置程度です。すると、犬は自然に座ります。座ったら、大いに誉めて、おやつを与えます。
すぐに誉めないで、おやつを与えずに「マテ」と指示すると、座って待てになります。
この方法で、出来るようになったら、左をずらすことも、ゆっくり「ア〜ト〜ヘ」と言う指示もやめます。左足は動かさず、単に「アトヘ」という指示と、Uの字を描く手の動きも小さくしていきます。最終的には指示の言葉だけで、手の動きもやめるようにします。また、「アトヘ」の指示と同時に、手で左の太ももあたりをポンポンと叩く、身振りも使うようにすると、身振りだけで指示に従うようになります。
この脚側停座は、脚側行進の基本となりますし、犬がどんな状況にあっても直ちに自分の左に座らせることのできるトレーニングです。何度も繰り替えし練習し、ぜひマスターしてください。 説明するとややこしそうですが、簡単にいえば、自分に向かい合っている犬を、自分の左側でUターンをさせてから座らせればよいのです。
脚側停座をさせる方法は他にもあります。たとえば、犬を自分の右側から後ろを回らせて、左側へ座らせる方法です。これは、まず右手でおやつを持ち、自分の後ろへと誘導し、さらにおやつを自分の後ろで右手から左手に持ち替えて、左側に座らせます。
※おやつはボタン位の大きさに小さく切って与えます。
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