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 神戸という響きにはなんとなく、ただなんとなくエキゾチックな雰囲気が漂う。西洋の香りもプンプン。それに商品名に神戸とつけただけで、なぜかしらおしゃれな響きも漂う。たとえば、神戸ワイン、神戸チーズ…なんてね。そんな神戸の秘密、それは間違いなく外国人の存在。外国人が持ち込んだ文化の存在にある。
 神戸の中心、三宮からわずか北に歩くと、古い異人館があちこちに姿を見せる一帯がある。北野異人館街だ。ここは間違いなく、神戸という響きの謎を解きあかす中心地。観光客で賑わう日曜日、わが編集スタッフのモモちゃん(ボクサーの女の子・1才7ヶ月)といっしょにぶらり散策。そして、わんちゃんといっしょのランチも楽しみ。このランチが目的だったりして…。


 神戸、横浜、長崎、函館…、港町にはどこもエキゾチックな雰囲気が漂うが、それは幕末、江戸幕府が諸外国と結んだ日米修好通商条約により各地の港が外国に開港されたため。神戸は1868年(慶応3年)の神戸開港により、現在の神戸市役所の西側一帯に外国人のための居留地(現在の旧居留地)が設けられた。今では旧居留地は神戸の中心地ともいえるエリアだが、なんと当時は、日本人と外国人の紛争を避けるために、市街地から離れた場所で、しかも砂地と畑地だったというから驚く。
 ところが、この居留地も来日する外国人の増加などによって、次第に住宅地が不足するようになったというから、当事の神戸は外国人であふれていたのかも。そこで、神戸港を一望できる山の手が新たな住宅地として注目されることになった。これが、現在の北野町・山本通に残る異人館街のはじまり。
 
だが、これは明治政府の苦肉の策の結果と言えなくもない。というのは、居留地を広げれば、治外法権区域を拡大することになってしまう。明治政府はどうしたか。生田川から宇治川までの範囲に限って外国人と日本人の雑居を認め、居留地から山手に至る南北の道を整備したというからエライ。
北野町広場の上に建つ神戸・北野のシンボル「風見鶏の館」。国の重要文化財に指定された「風見鶏の館」は必見。
 緑が多く、おまけに居留地や港が一望できる高台というロケーションは当然ながら外国人の評判を呼び、徐々にこの山手に洋館を建てて移り住むようになったらしい。そうして、住まいは山手、勤務先は居留地というライフスタイルが定着することに。
 この山手で本格的に建設がはじまったのは明治20年代(1887〜1896年)から。以後、第二次世界大戦頃まで200棟以上の異人館が建てられ、 洋館と和風住宅が入り混じったエキゾチックな景観を形作っていたそうだ。その後は、 戦災や老朽化、さらに1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災によってしだいに数が減り、現在残っているのは洋風建築で60棟ほど。ちなみに、北野・山本地区の異人館街は国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている。

 異人館街には国の重要文化財に指定された「風見鶏の館(旧トーマス邸)」「萌黄(もえぎ)の館(旧シャープ邸)」をはじめ「伝統的建造物」に指定された洋風建築が34棟あり、公開異人館として一般公開されているものが17棟ほど。
 前置はこれぐらいにして、さぁ、モモちゃんと散策に出かけましょうか。
神戸北野異人館街

 神戸の中心、三宮から北野坂をまっすぐ山手へ歩いていくと北野町広場。この広場の上に堂々とそびえるように建つのが「風見鶏の館」。ドイツ人貿易商トーマス氏の旧邸で、尖塔の風見鶏と赤煉瓦の外壁は北野のシンボルだ。この「風見鶏の館」は国指定重要文化財。入館料は300円と他の公開異人館に比べて安い!これは何としても館内を見せていただかなくては。モモちゃんにはちょっと外で待ってもらって中へ…。
 「風見鶏の館」から北野町広場を少し回り込むようにして降りると「萌黄の館」。かつては「白い異人館」と呼ばれたこともあったとか。訪れた観光客が必ずカメラのシャッターを押すほど格調の高い洋館だ。アメリカ総領事シャープ氏の邸宅として明治36年に建てられたもので、異なる形のベイ・ウインドウやアラベスク風の階段、重厚なマントルピースなどが見どころ。2階のベランダからは海まで見渡せる眺望が広がる。これが絶景。この「萌黄の館」も「風見鶏の館」と同じく国指
女性に人気の「萌黄の館」。「風見鶏の館」と同じく国指定重要文化財。2階のベランダからは海まで見渡せる眺望が絶景。
定重要文化財。入館料も同じ300円だから、これは見なきゃね。ここでお得情報。「風見鶏の館」と「萌黄の館」の2館券を購入すれば500円になるよ。
 北野町広場から東へ、石だたみの坂を歩くと、「香りの館オランダ館」や「本家オランダ館」が続き、さらに石坂を下ると北野通り。北野通りには通りを挟んで「ラインの館」や「旧パナマ領事館」、「ベンの家」、洋館長屋の「仏蘭西館」そして「英国館」などが立ち並ぶ。この北野通りや北野町広場界隈が異人館街の中心地。観光客はけっこう多いが、わんちゃんを連れてのんびりと散策できる。ぶらり、ぶらりと歩いては、気に入った洋館の前で立ち止まる。モモちゃんも立ち止まる。洋館の中をちらっと覗いて、モモちゃんを見ると「また、一人にするの〜」なんて顔してる…。また、ぶらりぶらりと歩く…。北野異人館街はこんな風に散策を楽しむのがいいのかもしれない。皆様も機会があれば、のんびりとエキゾチックを楽しんでみられてはいかが。

1915(大正4)年に建てられた「ラインの館」。張り出したベイ・ウインドーや解放されたベランダなど、明治期の異人館様式を受け継いでいる。入館料は無料。1階にティールームがある。

洋館長屋の仏蘭西館や英国館、ベンの家、ラインの館、神戸北野美術館、旧パナマ領事館などが立ち並ぶ北野通り。 香りの家オランダ館、本家オランダ館のあるオランダ坂。異人館街はさすがに山手、けっこう坂が多い。


 時間を忘れて散策していると、もうお昼。さて、どこで食べようかなんて迷う必要なんてぜんぜんない。ここ北野には、わんちゃんといっしょに入れるレストランがある。北野坂を下りて不動坂を少し歩くとすぐにあるのが「神戸北の坂ホテル」。ここは愛犬といっしょに泊れるホテル。その1階にあるのがわんちゃんといっしょに食事ができるレストラン「キャンディーズ・キッチン」。ランチタイムは日替わり料理の他に、ピザやパスタなどがあり、ボリュームたっぷりのランチが楽しめる。ディナータイムはイタリアンを基本とした肉料理や魚料理、パスタなど。もちろん、わんちゃんメニューも充実。ここでならゆっくり食事ができるし、それになにより美味しい。モモちゃんもスタッフも大満足のひとときを過ごさせていただいた。さすがに人気で、待たなければいけないこともあるらしいが、でも大丈夫。ホテルのロビーで待たせてくれるから、ゆったりと待てるというもの。

「キャンディーズ・キッチン」に来ていたおりこうさんなわんちゃんたち
甘えたモモちゃんはどうしてもスタッフの膝の上に。

神戸北の坂ホテル >>

神戸の観光案内 >>

■神戸・北野異人館街 マップ>>
※「北野観光ガイドマップ」は北野町広場にある「北野観光案内所」で手に入る。

※この記事は200412月に作成したものです。
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