散歩中の子供たち、森の奥で白い不思議な物体に出会い命を救う

最近、オーストラリア・ギズボーンの街を学校帰りに歩いていた二人の子供たちは、道沿いの茂みの中で白い不思議な物体を見つけました。近づいてみると、それがただの塊ではなく、美しい白い鳥であることに気づきました。鳥の姿は、サルファー・クレスト・コカトゥ(白いオウム)で、どうやら怪我をしている様子でした

素早い行動

子供たちは驚きつつも、すぐに家に駆け戻り、見たものを母親に伝えました。家族はすぐに野生動物レスキューセンターに連絡を取り、レスキュー隊員たちは鳥が発見された場所へと案内されました。

心配な状況

現場に到着した野生動物レスキューセンターのマリア・ジェーンさんは、その美しい鳥が困難な状況にあるのを見て胸が痛みました。「そのオウムは飛ぶ力がなく、ただ座って私を見上げていました」とジェーンさんは語りました。

通常、こうした野生の鳥は人間に対して少し警戒心を持っており、近づくことに抵抗することが多いのですが、この鳥は動きが鈍く、ジェーンさんが近づいても全く抵抗しませんでした。これにより、何か異常があることが明らかになりました。

介助と治療

ジェーンさんは、慎重にタオルを鳥の頭にかけ、レスキュー用のバスケットに入れて保護しました。その晩は自宅で過ごし、翌朝には獣医に連れて行きました。獣医はその鳥が栄養失調で弱っているものの、他には大きな問題はないと診断しました。

回復に向けて

現在、その鳥はジェーンさん宅で回復に努めています。ジェーンさんは鳥が元気を取り戻し、再び野外へ帰れるようになるまで、大切にケアを続ける決意をしています。「このオウムが完全に回復し、再び野生に戻れることを願っています」とジェーンさんは語りました。

ジェーンさんに保護されたことで、彼は回復に向けた力を蓄えています。きっと、その日、二人の子供たちが彼を見つけてくれたことに感謝していることでしょう。