先日、スティーブン・リー・ジュニアさんと友人たちは、カリフォルニア州イングルウッドのソファイ・スタジアムにメタリカのコンサートを見に行きました。その時、思わぬ光景が彼らの目に飛び込んできました。
スタジアムに向かう途中、観客の中に犬がいるのを見かけたのです。最初は他のコンサートに来ている人が連れてきたのかと思ったのですが、次第にその犬が誰の飼い犬でもないことに気づきました。しかも、その犬はとても楽しそうにしていたのです。
「その犬はとてもリラックスしていて、楽しそうにしていました」とリーさんは話します。「スタジアムに向かって歩いている間も、犬はずっと私たちのそばにいました。」
犬の奇妙な行動
リーさんはその後、人混みに紛れて犬を見失いましたが、その犬はどうやら自分の席を見つけたようです。後に、その犬がステージに向かって座り、メタリカの演奏を楽しんでいる写真が撮影され、SNSに投稿されました。
最初、コンサートスタッフはその犬を見かけて驚きました。犬が放置されていると思い、不適切に捨てられたのではないかと考え、スタッフは犬をスタジアムから連れ出し、地元のシェルターに預けることにしました。
驚きの真実
しかし、犬がコンサートに来ていた理由は、悲しい話ではありませんでした。メタリカの公式Facebookページによると、犬は家から抜け出して自分でスタジアムに来たのです。
実はその犬、ストームという名前の犬で、スタジアムの近くに住んでおり、「翌日には無事に本当の家族と再会した」とメタリカは伝えています。
ストームの家族の安堵
ストームの家族は、無事に帰ってきたことに安堵していました。リーさんはその後、この犬のサプライズゲストとしての物語を聞いて、ほっとしつつも少し笑ってしまったそうです。
「家から逃げ出したことには驚きましたが、スタジアムに入ったのが面白いなと思いました」とリーさんは語ります。「冗談で、メタリカを見たかったのだろうし、**『Wherever I May Roam』**を聞きたかったんじゃないかと言いました。」
ストームの自由で冒険心あふれる一夜は、まさに驚きとユーモアに満ちた物語となったのでした。